社長からのメッセージ

手に職つけよう。自分を鍛えよう。
一生、どこでだって通用するから。

 

10代から鈑金の仕事を始め、入った会社を先代社長から受け継ぐことになりました。それがこのコーヨー工業。今でこそ社長業に専念していますが、何年か前までは、作業着にヘルメット姿で現場にも出ていました。

 

この会社は、東海市にある新日鐵住金名古屋製鉄所のプラントで、機械のメンテナンスや、空気・水・油が通る配管の製作・取り付けの仕事をしています。鉄を切って曲げて溶接することもあれば、機械をバラして部品を調整して組んだりもします。

 

社員たちは、鈑金・溶接も、機械メンテナンスも、どっちもやります。仕事の種類が多いので、覚えることは多い。しかも間違いが許されない。簡単ではありません。だけど途中であきらめずに続ければ、必ず手に職がつきます。それも何種類もの。同じ溶接でも、ハンパじゃなく高いレベルを極められます。

 

経験のある人はもちろん、未経験の人も大いに歓迎。プラモデルやミニ四駆が好きだった人なら、覚えるのも早いでしょう。ゲームが大好きという人なら、根気が役に立つはず。でもそんなことより、いちばん大事なのはやる気。「うまくなりたい」「新しいことを覚えたい」という気持ちがあればじゅうぶんです。

 

いつも社員に言っているのは、「現場の最前線の社員が、いちばんの営業マン」ということ。言われたことをやるだけじゃなく、「ここをこうすると、もっとよくなる」と考えて、お客様に言える。「あいつに頼んでよかった」と言われる。個人商店のように、指名されるくらい頼られる人になってほしいと思っています。もちろん、これから入社する人にも。

 

毎日変化のあるこの仕事。私自身、ずっと飽きませんでした。手に職をつけて技術を磨けば、一生食べていける。ここに残って続けてくれたらうれしいし、独立して自分の力でやってやるという強い気持ちがあるなら、応援します。4～5年後には、団塊世代が引退して、若い人の力がもっと必要になります。少しでもやってみたいと思ったなら、今が始めるチャンス。周囲のみんなが何をしていいか迷っている間に、差をつけてやろうじゃありませんか！

 

代表取締役　近井 洋一